【2023年最新】リフォームローンの選び方
リフォームローンを選ぶ際には、様々な点に注意が必要です。
例えば、「住宅ローンが残っている場合でも申込可能か?」、「定年退職している場合でも審査は通るか?」など、審査基準は気になるところです。また、無担保型と担保型、固定金利型と変動金利型など、種類の違いもあります。
このような疑問についてわかりやすくお答えしておきます。
リフォームローンの審査は?
リフォームローンの審査は、住宅ローンと似た内容ですが、やや審査がゆるい傾向があります。
審査に必要な項目としては、年齢や年収がチェックされますが、ハードルは高くありません。
大手金融機関の平均的な基準では、年齢は満20歳以上、年収は200万円以上とされています。
また、信用情報のチェックも行われますが、過去の滞納や債務整理をしていても必ずしも審査に落ちるわけではありません。
その他、物件価格や担保の有無、返済能力なども審査に考慮されます。
年齢 | 20〜70歳(借入時)
20〜80歳(完済時) |
年収 | 200〜300万円以上 |
勤続年数 | 1~2年以上 (※個人事業主の場合は、2年以上の継続した事業収入がある方が対象) |
年収が高額である必要はなく、転職してから年数が経っていない方でも、リフォームローンの審査が通りやすいことがわかりますね。
また、住宅ローンも利用できるため、自分に合った選択ができます。
リフォームローンは、リフォーム費用をカバーするために利用されるもので、住宅ローンは、新築や中古住宅を購入するために利用されます。
両方のローンにはそれぞれメリットがありますので、自分に合った選択をすることが大切です。
リフォームローンの場合、審査が通りやすく、返済期間も比較的短いため、借り入れ額も少なくて済みます。
一方、住宅ローンは、長い返済期間と低い金利が魅力的ですが、審査が厳しく、借り入れ額も多くなります。
どちらのローンも、返済計画をしっかりと立てて、無理のない借り入れをすることが大切です。
「リフォームローン」と「住宅ローン」の主な違い
「リフォームローンと住宅ローンの違いについて知りたい」という方も少なくないでしょう。
正確には、「リフォームローン」は、「住宅ローン」の一種であり、借入可能な金額や期間などが異なります。
具体的には、リフォームローンは住宅を改装するために必要な費用を借りるためのローンであり、住宅ローンは住宅を購入するためのローンです。
最近はどちらのローンも金利が低くなっているため、計画を進めるにあたっては低金利の時期に借り入れることが望ましいでしょう。
リフォームローン | 住宅ローン | |
借入可能な金額の上限 | 500~1,000万円 | 5,000万~1億円 |
借入可能な期間 | 最長10~15年 | 最長35年 |
金利相場 | 約0.38〜1%ぐらい | 約1.3〜4% |
団体信用生命保険への加入 | 加入/非加入タイプがある | 加入必須の商品が多い |
審査期間 | 最短で1、2日~1週間 | 最短でも2週間前後 |
【リフォームローン】の特徴
「リフォームローン」では、借入できる金額は最大500~1,000万円(金融機関によっては、最大1,500万円)程度で、借入可能な期間(=返済にかけて良い期間)も最長で10~15年程度と短いのが特徴です。
担保を必要としない分、金利が1.3~4%(たいていは3%未満)と高い商品が多く、借入金額が高いほど月々に返済しなくてはいけない額も大きくなります。
【住宅ローン】の特徴
一方「住宅ローン」は、一般的に新築購入の際に利用されることから、借入上限額は5,000万~1億円程度と高く、また借入期間は最長35年です。
金利は0.38~1%と低いですが、リフォームローンよりも審査基準が厳しいため、審査期間が長くなりやすいという特徴があります。
また、住宅ローンの場合は「団体信用生命保険(団信)」に加入しなくてはいけないことが多いですが、リフォームローンでは同保険に加入するタイプの商品/しないで良い(もしくは加入できない)タイプの商品があります。
住宅ローンがまだおわってないけど併用は可能なの?
「リフォームローンと住宅ローンを併用することは可能ですが、返済中の住宅ローンやマイカーローンの状況も考慮されるため、審査は厳しくなり、融資限度額が低くなることがあります。」 また、リフォームローンを住宅ローンと別に組む代わりに、以下のような選択肢もあります。
- 住宅ローンの増額 既に住宅ローンを組んでいる場合
そのローンを増額してリフォーム資金を調達することができます。しかし、増額審査が必要であり、追加の担保が必要な場合があります。 - リフォームローンの利用
住宅ローンとは別に、リフォーム専用のローンを利用することもできます。リフォームローンは住宅ローンよりも返済期間や金利が短く、比較的簡単に申請できることが多いです。 - クレジットカードでのリフォーム工事代金の支払い
一部のリフォーム会社では、クレジットカードでのリフォーム支払いが可能です。ただし、利用限度額に余裕があることが前提となります。
リフォームローンで担保とられるの?
無担保型 | 有担保型 | |
借入可能な金額の上限 | 500~1,000万円 | 1,000万~1億円 |
借入可能な期間 | 最長10~15年 | 最長35年 |
金利相場 | 約1.3〜4% | 約0.38〜1% |
担保不要の「無担保型」は、金利が1.3〜4%(たいていは3%未満)とやや高く設定されているものが多く、借りられる金額は少額で、返済期間も短く設定されています。
一方「担保型(有担保型)」は、リフォームする物件などを担保にすることで、一般的な住宅ローンのように、0.38〜1%の低金利で長期間・高額を借入可能というメリットがあります。
なお、住宅ローンをリフォーム資金に適用する場合は、基本的に有担保型を選択することになります。
小規模なリフォームなら「無担保型」がおすすめ
リフォームローンは、持ち家を持ち、小規模なリフォーム工事に必要な余裕がある人にとっては、少額のローンとみなされる傾向があり、無担保で審査が通りやすいといえます。
有担保型のローンの場合、手続きが複雑で必要な書類も多く、抵当権の設定費用が高額になることがあります。
そのため、小規模なリフォームをする場合には、手続きが簡単な無担保型のローンをおすすめします。
もしリフォーム費用が足りなくなった場合には、無担保ローンから有担保ローンへ移行することも可能ですが、手数料がかかることが多いため注意が必要です。
また、担保となる住宅・土地の資産価値が借入希望金額に相応しくない場合には、審査が通らないこともありますので、ご注意ください。
審査が通過するか不安な場合には、リフォームを行う会社に相談することをおすすめします。
ローンの申し込みから審査までの手続きをサポートしてくれることがあります。
リフォームローンを比較する時のポイント
● 借入可能な期間 |
● 借入可能な金額の上限 |
● 担保の必要可否(必要な場合は担保の内容) |
● 保証人の必要可否 |
● 手数料の有無(申込時/繰上返済時) |
● 団体信用生命保険(団信)への加入可否 |
● どのようなリフォーム工事に向くか (※「耐震改修のみ対象」などの商品もあるため) |
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